Quantcast
Channel: 世界は分けてもわからない (講談社現代新書)~InBook.jp
Browsing latest articles
Browse All 60 View Live

滑らかに見えるものは、実は毛羽立っている。毛羽立って見えるも...

滑らかに見えるものは、実は毛羽立っている。毛羽立って見えるものは、実は限りなく滑らかなのだ。 そのリアルのありようを知るために、私たちは勉強しなければならない。(P0)コメントする | ReTweet

View Article



分けてもわからないと知りつつ、今日もなお私は世界を分けようと...

分けてもわからないと知りつつ、今日もなお私は世界を分けようとしている。それは世界を認識することの契機がその往還にしかないからである。(P0)コメントする | ReTweet

View Article

「ただひとつ言いうることは、私たちが多くの想像をめぐらせたこ...

「ただひとつ言いうることは、私たちが多くの想像をめぐらせたこのコルティジャーネも、のどかな海辺のハンティングも、全体から切り取られたほんの部分にすぎなかったということである」(P61)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「鳥瞰的な全体像を知るマップラバーはどこにもいない。細胞はそ...

「鳥瞰的な全体像を知るマップラバーはどこにもいない。細胞はそれぞれ究極のマップヘイターなのだ」(P93)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「臓器移植が医療としてわずかな有効性を示しうるとすれば、それ...

「臓器移植が医療としてわずかな有効性を示しうるとすれば、それはこの技術の革新性がもたらしているものでは、おそらくない。生命が本来的にもっている可塑性に支えられているのである」(P120)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article


「生命現象を、分けて、分けて…くるとき、私たちが切断している...

「生命現象を、分けて、分けて…くるとき、私たちが切断しているもの…それは流れである。エネルギーと情報の流れ。生命現象の本質は、物質的な基盤にあるのではなく、そこでやりとりされるエネルギーと情報がもたらす効果にこそある」(P126)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「秩序は、その中に、構築のための膨大なエネルギーと精妙さを内...

「秩序は、その中に、構築のための膨大なエネルギーと精妙さを内包している。けれども、ひとたび組み上げられた秩序をこわすためなら、ほんのわずかな揺らぎがありさえすればよい。秩序は、こわされることを待っているからである。」(P133)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「前の持ち主の情報を解体するため、消化は行われる。」

「前の持ち主の情報を解体するため、消化は行われる。」(P138)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article


「細胞が行っているのは懸命な自転車操業なのだ。エントロピー増...

「細胞が行っているのは懸命な自転車操業なのだ。エントロピー増大の法則に先行して細胞内からエントロピーをくみ出しているのだ。あえて分解することによって、エントロピー=無秩序が、秩序の内部に蓄積されるのを防いでいるのである」(P143)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article


「脳死がヒトの死を前倒ししたように、「脳始」は定義のしかたに...

「脳死がヒトの死を前倒ししたように、「脳始」は定義のしかたによっていくらでもヒトの生の出発点を先送りしうる」(P145)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「私たちが信奉する最先端科学技術は、私たちの寿命を延ばしてく...

「私たちが信奉する最先端科学技術は、私たちの寿命を延ばしてくれているのでは決してない。私たちの生命の時間をその両側から切断して、縮めているのである」(P146)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

「動き続けている現象を見極めること。それは私たちが最も苦手と...

「動き続けている現象を見極めること。それは私たちが最も苦手とするものである。だから人間はいつも時間を止めようとする。止めてから世界を腑分けしようとする。」(P272)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

そのような人々は通常、地球上の各地に散在してそれぞれ日々の暮...

そのような人々は通常、地球上の各地に散在してそれぞれ日々の暮らしを送ってはいるのだが、やはりそのことについてのこまごました情報やささやかな発見を、ときに交換したりひかえめに自慢したくなるものである。(P6)タグ: 科学,コミュニケーションコメントする | ReTweet

View Article


そうでもないんだ、ワトソン君。動物性のものであれ、植物性のも...

そうでもないんだ、ワトソン君。動物性のものであれ、植物性のものであれ(中略)タンパク質であればそこに含まれているアミノ酸の中で一番多いものはほぼ決まっているといっていい。Eだよ。(P10)タグ: 科学コメントする | ReTweet

View Article

コルティジャーネと呼ばれる女性女性たちがいた。通常、高級娼婦...

コルティジャーネと呼ばれる女性女性たちがいた。通常、高級娼婦、と訳される彼女たちの交際相手は、貴族や高位聖職者に限られていた。彼女たちは美貌と肉体だけでなく、文学や詩、哲学や神学にも優れていた。(P53)タグ: 社会,歴史コメントする | ReTweet

View Article


不思議なことに私が親和性を感じるものは、すべて自分自身の方法...

不思議なことに私が親和性を感じるものは、すべて自分自身の方法への懐疑と再考を喚起するようなものばかりだった。(P56)タグ: 人生,思考コメントする | ReTweet

View Article

ほの暗い。その暗さの中に名もなき構造物がたゆたっている。そし...

ほの暗い。その暗さの中に名もなき構造物がたゆたっている。そして、今見ている視野の一歩外の世界は、視野内部の世界と均一に連続している保障はどこにもないのである。(P62)タグ: 思考コメントする | ReTweet

View Article


全体を見下ろすと、そこには絵柄が浮かび上がって見えるのだ。ま...

全体を見下ろすと、そこには絵柄が浮かび上がって見えるのだ。まるで誰かが指揮をしているかのような秩序をもって。しかし指揮者、つまりマップラバーは、このプロセスの最初から最後までどこにも存在していない。(P96)タグ: 考え方,あり方,科学コメントする | ReTweet

View Article

空気が読めず、自分探しをしていたES細胞は、新しい初期胚に出...

空気が読めず、自分探しをしていたES細胞は、新しい初期胚に出会って、空気が読める環境におかれると、そこから再出発してありとあらゆる細胞になることができる。(P99)タグ: 科学,生物,皮肉コメントする | ReTweet

View Article

ガン細胞は一度は何者かになったことのある細胞だ。(中略)しか...

ガン細胞は一度は何者かになったことのある細胞だ。(中略)しかしあるとき、自分の分を見失い、自分探しを再開する。自分を探しつつ、無限の増殖だけはやめない細胞。それがガン細胞だ。(P102)タグ: 科学,生物,皮肉コメントする | ReTweet

View Article

いまでは植物たちは、青々と我が物顔に繁茂し、風をうけ、しっか...

いまでは植物たちは、青々と我が物顔に繁茂し、風をうけ、しっかりと大地に根を張って、この場所に新しい平衡点を見だしているのだ。しかし、それは人間が何かを制御しえたこと、あるいは何かを制圧したことを示すものではまったくない。(P122)タグ: 生物,科学,自然コメントする | ReTweet

View Article


雲が晴れる前に、天空の城がどの高みにまで達しうるのかは、その...

雲が晴れる前に、天空の城がどの高みにまで達しうるのかは、その土台の広大さを見ればおのずと知ることができたのである。(P231)タグ: 科学,技術コメントする | ReTweet

View Article


タンパク質Aは必ずリン酸化酵素Bによってリン酸化されることは...

タンパク質Aは必ずリン酸化酵素Bによってリン酸化されることは間違いないと確信していたとしたら。(中略)いちいちそれを泥臭い精製実験で検証することは時間の無駄であって、わざわざ自分が行うべきことでもないと信じていたとしたら。(P249)タグ: 考え方,科学コメントする | ReTweet

View Article

治すすべのない病(インクラビリ)。その病に冒されていたのはひ...

治すすべのない病(インクラビリ)。その病に冒されていたのはひとりスペクターだけではなかったのではないだろうか。スペクターは、ラッカーが見たいと願った絵を切り取っただけなのだ。(P259)タグ: 科学,心理,考え方コメントする | ReTweet

View Article

空目のような『つくりもの』であったとしても、その星座は、当時...

空目のような『つくりもの』であったとしても、その星座は、当時、この分野に関わるほとんどすべての第一線の科学者が、そうであったらどんなに素敵だろうと希求した天空の城だったのである。(P259)タグ: 科学,考え方コメントする | ReTweet

View Article


新たに見出された細い糸と結び目を辿って。私たちは必ず新しい経...

新たに見出された細い糸と結び目を辿って。私たちは必ず新しい経路にたどりつくだろう。なぜなら私たちはつねに道を拓こうとするマップラバーだから。(P271)タグ: 科学,考え方コメントする | ReTweet

View Article

研究者の希望は毎朝生まれて、夜毎に消える

研究者の希望は毎朝生まれて、夜毎に消える(P23)コメントする | ReTweet

View Article

消化酵素はそのようなタンパク質に背後から近寄って、手足を絡め...

消化酵素はそのようなタンパク質に背後から近寄って、手足を絡める。しかしそれは、ニューヨークの暗い路地裏で起こるような”羽交い締め“というよりば、穏やかなくすぐり動作に近いものだ。(P137)コメントする | ReTweet

View Article

前の持ち主の情報を解体するため、消化は行われる。食物タンパク...

前の持ち主の情報を解体するため、消化は行われる。食物タンパク質は、それが動物性のものであれ、植物性のものであれ、(P138)コメントする | ReTweet

View Article



もともといずれかの生物体の一部であったものだ。そこには持ち主...

もともといずれかの生物体の一部であったものだ。そこには持ち主固有の情報がアミノ酸配列として満載されている。(P138)コメントする | ReTweet

View Article
Browsing latest articles
Browse All 60 View Live




Latest Images